「後で見直す」機能の追加
昨晩 Choistudy の復習に関する機能を強化したリリースをしました。
上の図の赤丸で囲んだ部分のチェックボックスでチェックをつけると、「後で見直す」リストにその問題が追加されます。文字通り、解いていて気になった問題を、後から見直すリストのページで確認することが出来ます。
その他にも、最近絶賛追加中のドリルを探しやすくする為の工夫なども行いました。
Choistudy の組成 (1)
ここで書こうと思っていた話の続きを・・・。
Choistudy もいわゆるインターネットサービスですが、その組成は Seasar2 + Cubby + S2Dao (+ S2DaoCodegen の Choistudy 用カスタマイズ)+ Mayaa です。TopHatenar さんと結構似ていたので、以前のエントリでは思わず反応してしまいました。Choistudy では、最初のサービスインまでに、二人がかりで「初めて Cubby を使う」からはじめ、ニ週間強の開発期間だったかと思います。(S2/S2Dao/Mayaa は経験ありでしたが)
Cubby については TopHatenar の kaiseh さんや jfut さんも書かれていたとおり、シンプルで軽い、HotDeploy に対応している、URL が綺麗といった点は私もおおいに賛同する所です。さらに Maven との相性が良いことも大きなポイントでした。archetype から作れて、tomcat:run で試せる所まで一連の流れがドキュメント化されていますし。
また、しばらく利用してみて良いなぁ思うこととして、
- フレームワーク自体が「薄い」
という事でしょうか。(「薄く」というのはコードが少なく、シンプルに実装されている、というニュアンスです)。「薄い」が故に、ソースも追いやすいですし、そのため基本動作の部分を把握しやすいと思っています。これは
- 「DI コンテナを前提にしているコントローラフレームワークである」
という事に起因するのではないかと思っています。というのも、Struts の話題の中では、よく設定の XML 書くのが大変、というのを目にしますが、何故 XML を記載しないといけないかというと、アクションとフォームの「バインディング」であったり、バリデーションとフォームの「バインディング」であったり、スコープの設定等が必要であるためです。で、これらの設定はフレームワーク側にて
といった処理がなされるわけです。この処理は当然フレームワーク内にソースとして記述されますが、本質的なフレームワークの動作を追うという観点でいうと、少しはずれてくるわけです。
で、まさにこの辺りは DI コンテナの得意な所でしょう、と。ここらへんを気持ちよく DI コンテナに任せているが故に Cubby は「薄い」と思いますし、見通しが良いなぁ、と感じる次第です。(勿論これだけでなく、フレームワークの設計自身がすっきりしているなどの要因はあると思いますが)
通常利用する側からすれば、あまり気にならない所かもしれませんが、私個人としては、ある程度フレームワークの基本動作を押さえて置きたいという心理がありますので、その辺りのツボにはまっているのかもしれません。
と、とりあえず Cubby の所までで長文になったので、(1) をつけて、また次回に。。。