基本的に、Jakarta Slide 2.1 ベースの話題。
web.xml での WebdavServlet の設定の和訳
- domain
- domain 設定ファイルへのパス。デフォルトは "/Domain.xml"。
- namespace
- Slide domain においてアクセスされるネームスペース名。デフォルトは default namespace。
- scope
- このサーブレットによって提供される scope 名。 例えば、WebDAV 経由で /files コレクションのみを提供したい場合には、このパラメータには '/files' と設定する。この場合、'/context-path/servlet-path/*' であらわされるどんな URL も、Slide ネームスペースないの '/files/*' にマップされる。デフォルトは空文字で、これは全てのネームスペースが提供されることを意味する。
- depth-limit
- PROFIND や他のメソッドに対する depth を決定する。これは無限の depth に対するサーバパフォーマンスの頭打ちを避ける為である。
- default-mime-type
- unknown タイプのリソースに対して適用される MIME タイプ。例えば、WebDAV クライアントが、Content-Type ヘッダなしに、ファイルをアップロードした場合 (PUT メソッドにて)、ここで設定された MIME タイプが利用される。デフォルトは'application/octet-stream'。
- default-servlet
- デフォルトでは、WebDAV サーブレットは web application コンテキストのデフォルトとして設定される (servlet-mapping での url-pattern が '/')。このサーブレットをデフォルトにしないようマッピングを変更したいのであれば、このパラメータを 'false' に設定する必要がある。デフォルトは 'true'。
- directory-browsing
- (このパラメータを 'false' に設定することによって)コレクションのブラウジングが可能となる HTML の index ページの生成をしないようにするために、もしくは HTML index ページの生成が可能なテンプレートリソース (JSP ページ等) への web-app 上の相対パスを指定するためにこの 'directory-browsing' を利用する。後者の場合、WEB-INF/index.jsp を利用したいのであれば、このパラメータを '/WEB-INF/index.jsp' に設定する。デフォルトは 'true'。
- directory-browsing-hide-acl
- 生成された HTML index ページにおいて、ACL 情報を隠蔽するために利用する。(directory-browsing 参照)デフォルトは 'true'。
- directory-browsing-hide-locks
- 生成された HTML index ページにおいて、ロック情報を隠蔽するために利用する。(directory-browsing 参照)デフォルトは 'true'。
- optimizePropfindOutput
- false に設定された場合、PropFind メソッドは最初に (大きな) JDOM ドキュメントをメモリ上に作成し、その後レスポンスストリームにそれを書き出す。true に設定された場合、PropFind メソッドは結果が利用可能になればすぐに、ストリームに書き出す。これは (沢山のリソースに対する PROPFIND のような) 大きなレスポンスの場合にはメモリ消費を低減する。これらの二つの設定の出力は少々異なり、これは最適化モードの場合、D:DAV ネームスペースがマルチステータスエレメントと、全てのレスポンスエレメントにおいて宣言されるからである。これは妥当な XML ドキュメントなので問題ではないのだが、何らかの問題に遭遇した場合には、これを変更することが助けになるかもしれない。
- extendedAllprop
- RFC3253 (DeltaV)、RFCxxxx (ACL) そして RFCxxxx (Binding) に従い、DAV:allprop PROPFIND はどのドキュメントにおいて定義されているどのプロパティをも返すべきではない。テスト目的の為に、この振る舞いを 'true' に設定することによって利用出来ないようにすることが出来る。
- lockdiscoveryIncludesPrincipalURL
- w3c-dist-auth-request@w3.org の Lisa Dusseault によって 2003 Feb 08 になされた提案に従うと、DAV:lockdiscovery プロパティは WebDAV/ACL 使用のセマンティクスに従った DAV:principal-URL を含むべきである。MacOS X クライアントとの互換性問題の為に、デフォルトではオフになっている。
- updateLastModified
- このパラメータは PROPPATCH によるプロパティの修正がリソースの最終更新日時を更新するかしないかを制御する。
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メソッド
Slide によるメソッドの実装は、
以下を参照。
メソッド | 機能 |
PROPFIND | プロパティの取得 |
PROPPATCH | プロパティの変更 |
MKCOL | コレクションの作成 |
COPY | コレクションを含むリソースおよびプロパティの複製 |
MOVE | コレクションを含むリソースの移動 |
LOCK | コレクションを含むリソースのロック |
UNLOCK | コレクションを含むリソースのロック解除 |
OPTIONS | 既存のメソッドと同じ |
GET | 既存のメソッドと同じ |
HEAD | 既存のメソッドと同じ |
POST | 既存のメソッドと同じ |
PUT | リソースの作成 |
DELETE | コレクションおよびそのコレクションに含まれるリソースの削除 |
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