ウルトラダラー

ウルトラ・ダラー

ウルトラ・ダラー

母親が図書館から借りてきており正月に実家で偶然出会った本。そういうわけで、前評判とか私自身の好みといった事前のバイアスを受けずに読み始めました。

読み始めると扱っている内容の世の裏側さ感、展開のテンポの良さにて最後まで一気に読み進めました。物語の裏に潜む国家の意図などの伏線の展開は(単に私の勉強不足かもしれませんが)十分に興味深いものでした。小説としてはノンフィクションとフィクションの狭間を進めている所や実際今はまだグレーな部分を扱っている為、ドラマ感は薄い部分もあるのかもしれませんが、何よりその展開の良さもあいまって、正月に実家で読もうと思っていた本を一冊後回しにしてしまいました。