ナガオカケンメイの考え

ナガオカケンメイの考え

ナガオカケンメイの考え

京都は一乗寺にある恵文社一乗寺店にGW前半戦に行ってきました。交通の便がバスしかなく、また自宅から少し遠いので、京都に戻ってこの一年で初めて訪れたのですが、そこで出会った一冊。ナガオカケンメイさんの名前自体はとある親しき仲な人物との話で知ったのですが、http://www.d-department.jp/のような活動をされている方です。この本はhttp://web.d-department.jp/blog/のブログの内容から幾つかをピックアップし、編集し本にされた模様です。

デザインの業界の話ではあるのですが、ドキっとすることが多々書いてありました。そのうちの一つが以下の言葉。

仕事は結果がすべてという人がいるけれど、仕事は過程がすべてのような気がします。

エントリはhttp://web.d-department.jp/blog/2000/04/post_15.htmlにあります。普段仕事をしていると、定量的な物で色々な物を計ろうとします。生産量による仕事の効率然り、資格による人の持つスキル然り。目に見える形で定量的に物事を計ることはエンジニアとしては非常に普通のアプローチで、むしろそれが出来ないと困る事も多々あるのですが、「結果」という目に見えやすいものと同等むしろそれ以上に大事な視点がある、と企業のトップが断言しているところに何か言葉に出来ない力強さを感じました。

このような事を考えている人がいかに企業で人を「評価」しているのかが気になる所でした。と思っていたら、最近のエントリはまさしく「批評と評価」についてでした。

全てが全て置き換えられる訳ではないですが、「デザイナ」を「エンジニア」と読み替えても良いような話題が沢山あり、またゆっくりと再読してみようと思う一冊です。