iMac 格闘記 - 別れはいつも唐突に -

それは先週末の事、融点のリハ帰りの道すがら妻から一通のメールが。

突然見たことない再起動命令が出て、その後立ち上がらないヽ(゜▽、゜)ノ

そのメッセージとは、透過性のある背景で画面左上には kernel panic のログをうっすら表示したアップルらしいオシャレな雰囲気で、以下のようにのたまうものでした。

コンピュータを再起動する必要があります。パワーボタンを数秒間押し続けるか、リセットボタンを押してください。

ここで購入した iMac が、なんというか Kernel Panic 的なアレで、起動しなくなった訳です。この iMac には奥さんの仕事のデータやら、結婚式から新婚旅行、諸々の写真など、ここにしかないデータがてんこ盛り。そしてお約束通り、バックアップはとっていない。ここから、飛び石挟んだ週末の戦いの火蓋が切って落とされた訳です。。。

序盤

ひとまず、状況確認。確かに起動しない。ので、

この辺りを試すも、状況は変わらず。次に試したのはセーフモード。

なんと、セーフモード自体で起動しない。この辺りからいやーな雰囲気を感じだす。

中盤

で、次はシングルユーザモードかな、と思って調べていると、どうも

にあるように、fsck とかする前に起動ディスクを立ち上げてディスクユーティリティで修復しなはれ、と。

ボリュームヘッダが正しくありません
:
同階層のリンクが正しくありません:
基になるタスクが終了時に失敗したことが報告されました

ぐが、、!!。。。しばらく画面と睨めっこ。。。

インストーラにはディスクユーティリティの他にもターミナルがメニューに入っていたので、ひとまず端末を立ち上げて、出来る事をやってみようと気を取り直す。で、駄目もとで、内蔵 HDD をマウントしてみることに。

# mkdir -p /Volumes/mnt
# mount -t hfs -r /dev/disk0s2 /Volumes/mnt

としてみると、しばらく考えた後、なんとマウント成功!!!

キター!!!!!!!

これが救いの道。早速余っている HDD を僕の MacBook Pro で HFS+ でフォーマットし直した後にこれ でつないで、マウント。で、後はユーザのホーム配下から必要なものを cp でするするとコピー。

大量のディレクトリのコピーを走らせると、IO エラーが出て固まり、その場合は結局再起動しないとどうしようもなかったのですが、何とか最低限必要なデータのサルベージは完了。

終盤

後やれる事といえば、シングルユーザモードにして fsck 。復活に向け一縷の望みをかける。んで、

# fsck -fy
:
Invalid Volume Header
:
Invalid  sibling link
:

んご。メッセージでぐぐるこんなのこんなの があり、カタログのリビルドをしてみよう、と。で、

# fsck_hfs -frd /dev/disk0s2

するも、結果エラーは変わらず。こちらはシングルユーザモードでの実行及び、起動ディスクからターミナル立ち上げてのモードのどちらで実行しても変わらず。そうこうするうちに、とうとうデバイスとして内蔵 HDD を認識しなくなる状態に。。。

そして

read-only ではマウント出来たので、ファイルシステム破損かな、とも思ったのですが、コピー時に度々 I/O エラーが出た事や、作業をしていると HDD そのものが見えなくなる状態が何度が起きたので、ハードウェアの可能性が高いか、と思うに至りました。で、こんな大胆な分解をしてみようか一瞬迷ったものの、さすがにあきらめ。最終的には購入元のソフマップに電話。諸々伝えた結果、本日引き取りを手配していただき、ドナドナされていきました。

結論からすると、悪い事言わないから TimeMachine は使っておけ、と。

平均では大体三週間はかかる、と言われた修理ですが、果たしてその結果や如何に、次回乞うご期待。

追記 : 11/7 電話していつ頃になりそうか聞いたら、メーカ工場に引きわたった所なので、後二、三日したらどれ位かかるかわかるかもしれない、とのこと。